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ハーメルンの笛吹き? [猫]

近所にノラネコが多数住み着いています。
私は、昔から猫には縁があるらしく、犬は3度飼って3度とも逃げられましたが!!猫は飼ったことはないけれどいつも住み着いています。

私の住んでいる集合住宅(一応マンションですが、そう呼ぶのはおこがましい・・・・)は真下に駐車場があり、私の車もいます。
その車の下に、いつも猫どもが常駐していて、始めは外食したおりの、エビの尻尾などを持ち帰り与えていました。そのうち、毎日車の帰りを待つようになり、駐車をして降りると顔を見上げて、ニャ~と鳴くのです。複数いるのですが、鳴く役はいつも、薄い茶色のトラ柄。ひょろっと細く、小さな顔ですが、なかなかの美貌で、ヴィヴィアン・リーのスカーレット・オハラに似ているのです。
尻尾もすらりと長く、人間に好かれるタイプの猫といえます。
彼には、瓜二つの兄弟がいて、そちらは顔だけ見ると見分けがつかないほどですが、少し丸みを帯びていて、尻尾が短いのです。そこで、前者をオナガ、後者をオミジカと、呼ぶようになりました。
2匹とも大変気は弱く、腰抜けで、いつまでたっても逃げ腰の上、他のねこに食べ物を奪われるマヌケぶりです。
しかし、辛抱強く待ち続ける姿に、人間である私はホロリとさせられますね。

さて、他の登場猫ですが、
2匹の子猫をつれた母猫、彼女は三毛で尻尾が短く、小柄ですが子育ての母は強しというわけで、一番利口で、素早いです。その上感じの悪いことに、エサを与える人間を威嚇するべく、「カァーッ!!」というのです。そのため名前は 「カァ」
彼女の2匹の子供のうち1匹は行方不明ですが、カァにそっくりの子供「カァ・ベイビー」は大変可愛く、こちらを信頼して逃げもしません。
他には、しもふりのような柄の黒い2匹と、腹ボテのこげ茶しまのメス、オナガ兄弟に似ていてちと違う「バッタ」などがいます。

この住宅は動物飼育禁止でして、あちこちに張り紙がしてあるため、さすがにめっきり増えてきた猫どもが目立つので、えさは他所でやることにして、彼らを移動させるべく、僅かに離れた場所に移動を試みるのですが、脱落者続出。
最後までこれるのは、いつも賢いカァ、なのでした。

今日、いつものように、オナガ兄弟を誘導していると、ある場所までくるとピタリと止まり、車の下に隠れて、私に「ニャ~」と訴えるのです。
どうも様子がおかしいので、あたりを見回すと、一回りも大きい風格のある丹下サゼン(片目がひしゃげている)が、にらみを利かせています。
なるほど、ここから先は、こいつの縄張りなのかと、納得しました。

ハーメルンの笛吹きのように、動物を誘導するのは無理なようでした。

ちなみに、美貌のオナガ フルネームはスカーレット・オナガ ではどうでしょうか?


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ガルボ・アルト

ギャハハハ!!☆ミヾ(∇≦((ヾ(≧∇≦)〃))≧∇)ノ彡☆バンバン

↑今まさにこういう状況です。

いやぁ・・・ネーミングにしろ行動にしろ本当に可笑しいですね。

可愛らしい猫ちゃん達の今後も気になります。

是非シリーズで今後のスカーレット情報も教えて下さい。

楽しみにしています。
by ガルボ・アルト (2005-10-04 03:43) 

ノイ

こちらではヌートリアが活動を始めました。彼らの姿を見かけると「あ~また寒い季節がはじまるんだ~」なんて思います。ウチのまわりでもネコたちを見かけます。この間はベランダに上がって寝てました。スカーレットほどではないですが、なかなかカワイイ顔でした。
by ノイ (2005-10-04 16:44) 

ガルボ・スノー

アルトさん
猫どもの生態は面白いですね。連中にもいちいち個性があり、性格も十人十色で、人間社会と同じです。
by ガルボ・スノー (2005-10-05 02:07) 

ガルボ・スノー

ノイさん
ヌートリアとは、ビーバーのようなヤツですか?では川の付近にお住まいなのですね。あまりピンときませんが私が見かけられた(過去形になってしまいました)野生動物は、イタチとタヌキくらいです。
by ガルボ・スノー (2005-10-05 02:09) 

くるみ

こちらへは初めて書き込みさせて頂きます、御馴染み『くるみ』です。

『メゾ・ソプラノ』と名乗ってましたが、もういいかーと思い(笑)

猫さん達の話に、もう釘付けです。たまらない・・・!!
スノーさんの付けられたネーミングに感激してます。猫さん達の容姿が即効で判断出来てすばらしい!
アルトと同じく、『今後のスカーレット・オナガの情報』を楽しみにしています。

ヌートリア君は、ねずみの巨大版ってとこですかね・・・。
オーストラリアに居る『ウォンバット』に似てるかなぁ?
そんなに可愛いもんじゃないですが、見つけたら思わず見入ってしまうアタシ。
畑の作物とかを荒らす、悪魔のような奴ですが、妙に見入ってしまう。
アタシの仕事の道中では、野生の鹿を見る季節になりました。国道沿いに出没するので、夜中とかにトラックにひかれて死んでしまうのも居ます。
なんとも悲しい気分になります。アタシは、出没地点では後ろのトラックからパッシングされようが構わずユックリ走行を心がけています。動物は地球の宝です!!
by くるみ (2005-10-05 15:49) 

ガルボ・スノー

くるみ様
お噂はかねがね聞き及んでおります。ご訪問ありがとうございます。動物は地球の宝。確かにそうですね。人類のような悪の権化のような生き物ををも許容し、時には愛情を示しさえする。彼らの寛容さは神そのものかもしれません。
私も、運転歴の中での自慢は、4つ足の動物をはねたことがないことです。

昆虫はフロントガラスで多数殺傷し、カエルももしかするとヘビも、踏み殺しているので、いつも慙愧に耐えませんが、まだ哺乳類だけは危害を加えずにすんでいます。

くるみさんも、ご自分が無事な範囲で彼らをお守りください。
by ガルボ・スノー (2005-10-06 02:17) 

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