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映画感想 「何がジェーンに起こったか」 [映画]

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うーむ。例年ならばこの時期、弟が帰省して来て、家族で墓参とドライブ
1年で1番気候の良い時期。気分爽快!

のはずですが。元来引きこもりの自分なので、平気だと思っていましたが、なかなか。無気力に拍車がかかり、どうもいけませんな。

こんな時はサイコホラーでも。
「何がジェーンに起こったか」1962年
ベティ・デイビスとジョーン・クロフォードの火花散らす演技合戦!!

という触れ込みですが、あまりに真に迫り過ぎて「本当に演技かいな?」と恐ろしくなります。

ヴォードビルの少女スターだったベビー・ジェーン・ハドソン(ベティデイビス)
ベビー・ジェーン人形も売られるほどの人気者(テンプルちゃん人形の様な?)
ステージパパに仕込まれて、一家を養っています。
姉のブランチ(ジョーンクロフォード)は、黒髪の地味な少女で、父親からは目にかけて貰えず。

そんな2人が映画の時代に立場が逆転して、姉はスター女優、妹はアル中に。
事故の為、姉ブランチは下半身不随になり、老齢化した現在は2人で暮らしています。

どんどん精神を病んで行くベビー・ジェーンの姉への虐待もエスカレート。

その様な日常をモノクロ映像と、不気味なメイクで描きます。
他にも重要な役割の母と息子が出て来ますが、これまた変。
まともな登場人物は、噂好きな隣人と、ハドソン家のお手伝いさんのみ。

事の結末は?

この映画は、ジョーンクロフォードが、ベティデイビスと共演できる題材を探していて、それにピッタリといことで出来た企画だそうです。
共に30年代から片やMGM、片やワーナーブラザースのスター女優として、活躍していたものの、寄る年波(50代ですが)で低迷していました。

グロテスク極まりないメイクを自ら施し、美しさのかけらも無い役に徹するベティデイビスの素晴らしさ。
最初から最後まで、飽きるシーンなどありません。
面白いです。
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  • 発売日: 2018/03/17
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