ジュリー・アンドリュースの歌声 [ JULIE ANDREWS]
12歳の頃、テレビ初登場「サウンドオブミュージック」を見て以来筋金入りのジュリー・アンドリュースファンでした。
当時日本にあったファンクラブに入り、来日公演を聴きに行き、果てはニューヨークまでビクター/ビクトリアの観劇に!
レコードを集め、主演映画を全て観るまでは死なないぞ!と心に決めておりました。
良い時代になったもので、リアルタイムに出遅れても、メディアの発達のおかげで追体験に事欠かなくなりました。
今では、ほぼ彼女の主演映画は揃い、レコードもCD化されて希少な音源も手に入りました。
昨年、突然ジュディ・ガーランドにハマりジュリーをしばらく離れていましたが、こうして改めて聴いてみると自分の好きな声なのだとわかります。
サウンドオブミュージックも担当していた、音楽プロデューサーで作曲家でもあるソウル・チャップリンは、「ジュリー・アンドリュースの才能は、ジュディ・ガーランドに匹敵する素晴らしさ」と語っていましたが、共にボーン・イン・トランク 。幼い頃から舞台に立ち、「容貌に難あり」などと言われながら映画スターとしても大成功。
確かに共通点も多いですね。
1922年生まれのジュディ
1935年生まれのジュリー 一回り世代が違うので、歩んだ道のりも違っていました。
映画におけるミュージカル衰退期に映画界にデビューしたジュリーは、金字塔の「サウンドオブミュージック」があるものの、その他のミュージカル映画はパッとしません。
ジュディ・ガーランドは、自身のテレビショーの中で、マイフェアレディの一曲をジュリーそっくりに歌い、「レックス(ハリソン)とジュリーの舞台は、値段の付けられない価値!」と褒めていました。
1950年代、自分のステージの観客の中に若いジュリーを見つけると、観客に紹介して、舞台に上げ歌う様に促したそうです。
ジュリーの映画デビューは、1964年の「メリーポピンズ 」いきなりオスカーを得ました。
その翌年は「サウンドオブミュージック」で時の人となっていったジュリーをジュディはどの様に思っていたのか気になります。
ジュリー・アンドリュースの自叙伝 [ JULIE ANDREWS]
ジュリー・アンドリュースの選ぶお気に入りディズニーソング [ JULIE ANDREWS]
1964年のディズニー映画「メリーポピンズ」で映画デビューを果たしたジュリー・アンドリュース。
彼女は同年の「マイフェアレディ」騒動を尻目に、デビューでいきなりオスカーを獲得しました。
ディズニー映画とは非常に縁の深い彼女が選んだ「お気に入りディズニーソング作品集」 が このCDです。
アンジェラ・ランズベリーが歌う「美女と野獣」 から始まり 「リトルマーメイド」「白雪姫」等 新旧の名作がズラリ
つねに、でしゃばる事なく、共演者やスタッフを称賛し、配慮していたジュリー・アンドリュースらしい選曲に、ファンとしては嬉しくてたまりません。
自身のディズニーソングはたった一曲。しかもその曲「鳥に餌を」は生前のウォルト・ディズニーのお気に入りで、先日亡くなったシャーマン兄弟の作品です。
シャーマン兄弟は ウォルトにいつもこの曲をリクエストされていたそうで、ジュリーの選曲はこのエピソードへの敬意でしょう。
メリーポピンズからは「チムチムチェリー」も選曲されてますが、歌っているのはディック・バン・ダイク 共演者への配慮も忘れません。
そもそも 冒頭のアンジェラ・ランズベリーはイギリス出身の名女優で、舞台でも大活躍したジュリーの大先輩。
作曲家も偏ることなく、「白雪姫」のフランク・チャーチルから 「アラジン」のアラン・メンケン「ターザン」のフィル・コリンズまで
ピーターパンもわんわん物語もピノキオもダンボやジャングルブックまで。
全てオリジナル歌手のオリジナル音源から。
素晴らしいディズニーアルバムです。
ジュリー・アンドリュース ブロードウェイズ フェアーCD [ JULIE ANDREWS]
ミュージカルの女王ジュリー・アンドリュース 英国生まれで、少女の頃から舞台育ち、驚異的な声域と声量を持ち、気品溢れる顔立ち。
親しみやすくもあり、近寄りがたくもある。不思議なスターです。
スターらしいスキャンダルにも無縁で、真っ当に人生を歩んできた印象があります。
現在76歳(1935年生まれ)ですが、変わらず美しいですね。
そんな彼女が、50年代に吹き込んだアルバムがこれです。 中味の曲は、何度もオムニバス化されていますが、オリジナルアルバムとして復刻されました。\^o^/
まだ 映画デビュー前のブロードウェイのスター時代の歌声。甘く、あどけなさもあり、美しい声です。どこまでも伸びる高音と続く息。
非常にロマンチックです。当時のヒットミュージカルからの選曲もナイス。 聴いているとタイムスリップしそうですね。
全12トラック オムニバス未収録トラックも(私が知らない曲)4曲あるのでダブりも気になりません。
ジュリーアンドリュースの幻のアルバム [ JULIE ANDREWS]
ジュリー・アンドリュースの1957年にリリースされた 幻のアルバムがCDになりました! 「TELL
ITAGAIN」です
まだ映画デビューする前の、ブロードウェイで輝かしい名声を得た頃の、22才のジュリー初々しい歌声、言葉遊びのアルバムです。
ずっと昔 高校生の頃 彼女の既発売レコードカタログを見て、欲しくてたまらず、古レコード屋を探しても見当たらないレアなものの一つでした。
実は少し前に、彼女のルーツになる録音を集めたオムニバスアルバムには入っていて、購入しましたが、全曲ではあるまい と 思い 今回また購入したところ、オムニバスに入っていたのは、全曲でした!
まるまるダブりましたが、ファンなので、持っておきます。
ローズマリー [ JULIE ANDREWS]
オーケストレーションが素晴らしい!
流れるチェロがヴォーカルをより 一層なまめかしく支えています。
これが音楽だなぁ と改めて思います。色気こそ音楽です。セックスアピールの無いシンガーが売れた試しは無いですよね。
色気が無いと散々言われたジュリーアンドリュースも 歌声はセクシーです。
恰幅の良いオペラスターも、みんなセクシー。
人間の生きる喜びそのものが、音楽なんですね。
自分もそんな音楽をできるようになりたいなー
ジュリー・アンドリュースとローズマリー [ JULIE ANDREWS]
私の大好きなジュリー・アンドリュースが1958年に録音した、ミュージカルの名作「ローズマリー」です。
これは、高校生の頃からレコードの存在を知っていて、欲しい欲しいと熱望していたレコードの一つでした。
とうの昔に廃盤になっていて、中古レコードを探したりもしていましたが、今のようにネットの情報もなく、手に入れることが出来ないまま、数十年も過ぎた今、アマゾンから復刻CDの案内が来るではありませんか!
届いた今、早速聴いていますが、素晴らしいのなんの。
当時22歳のジュリーの美しい声はもとより、オーケストラの演奏も他のキャストも素晴らしいのです。
当時のオペラスター ジョルジョ・トッツィの共演で、ミュージカルを再現しています。
音楽も素晴らしいのですが、1920年代の香りが再現されていて、涙が出ます。
このCDはローズマリーセレクションで、オリジナルキャストの録音や、映画版でのあのジャネット・マクドナルドとネルソン・エディの歌声も聞くことができ、贅沢そのもののオススメCDです。
それにしても、映画で成功する前の初々しいジュリー・アンドリュースの美しい声 現在74歳を迎えましたが、声を失って久しい彼女の初期の録音が、どんどん復刻されるのは、嬉しい限りです。
夢は叶いますね。聴きたい、見たい、欲しい 熱望していれば、いつか叶います。
長生きはするものですね。
第5回 魅惑の映画音楽ジュリー・アンドリュース [ JULIE ANDREWS]
27日の「魅惑の映画音楽 万人に愛されるスター ジュリーアンドリュース」は無事に終了しました。
いつもと違って17時開演ということで、お客様には暑い盛りに外出していただくことになり、申し訳なかったです。
大変な思いいれのある アンドリュースだけに、私もついつい力が入ってしまいましたが、ありがたくも、アンケートではご好評をいただきました。
初回からの常連のお客様ももちろんですが、初めて来てくださったお客様が、とても多かったのも嬉しかったです。
次回は10月8日にイングリッド・バーグマンを取り上げます。どうぞ宜しくお願いします。
なお、いつも新聞で取り上げてくださる梨本さん、暖かい励ましをくださる常連のお客様、ビデオ撮影に駆けつけてくださった新澤様、美術を担当してくださる大内水軍さん、受付などのスタッフとしてお手伝いくださる方々、多くのお力に心より感謝しています。
ロジャース&ハマースタインのシンデレラ [ JULIE ANDREWS]
シンデレラといえば、ディズニーアニメなどでも有名な童話ですが、1957年に米国CBSテレビジョンで、あのリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン二世の手による素晴らしいオリジナルミュージカルが、放送されました。私は、この作品のサントラアルバムを輸入版で手に入れて、聞き込んでいましたが、高校生のころから放送そのものを見たくて熱望していました。でも当時はビデオすら普及していなくて、過去の放送をしかも、海外のものを見る手段などなく、諦めていました。
ところが!この番組がDVD化されて、友人の好意により見ることが出来たのです。
主演はシンデレラに当時、ブロードウェイのマイフェアレディでスターになっていたジュリー・アンドリュース、王子にジョン・サイパー、王と王妃に当時のブロードウェイの重鎮夫妻(?)ハワード・リンジーとドロシー・スティクニーといったところです。
どうやらスポンサーは、ペプシコーラだったらしく、大々的なキャンペーンを行ったようです。余談ですが、ペプシコーラの社長と結婚していたのは、かのジョーン・クロフォードでしたが、最終的には副社長でした。
さて、歌声をサントラで聴くばかりで、姿を見ることの無かったジュリーのシンデレラですが、歌声はもちろんのこと、身のこなしも素晴らしく、少々長い顔ですが、暖かく、気品漂う顔立ちで、たいそう美しいです。
まだ、22歳の初々しさですが、70歳を越す現在の彼女も、基本的には少しも変わらないことがわかります。すでに若きジュリーには、すべて備わっていました。
これをみると、つくづくとやはりオードリーで映画化された、「マイフェアレディ」をジュリーで見たかったなと思うのです。
この豪華絢爛なテレビオリジナルミュージカル「シンデレラ」は、米国のアマゾンで購入できます。
私も購入を検討しなければ!!!!