大地震の映画は、古くは1930年代にかのクラーク・ゲーブルとジャネット・マクドナルド、スペンサー・トレイシーなどが主演した「サンフランシスコ」というのもありました。 ジャネットの歌う「サンフランシスコ」は大ヒットしました。その当時の映画としては、迫力満点の特撮でしたが、
この1974年の「大地震」(だいじしん と読みます。)は、音響も凄いが、シートが振動して、あたかも地震の渦中にいるような体感が味わえたとか?
もちろん、体感シートを備えた劇場によりけりだったのでしょうが。
こうしてDVDで観る場合、それが味わえないのが残念です。やはり映画は映画館で!
「大空港」もそうなのですが、この手のパニック映画は不倫から始まるケースがある。
物語の盛り上がり、観客の倫理観や正義感を満足させてめでたしめでたしにする為に必要な設定なのかなとも思いました。
主人公のチャールトン・ヘストン(MR.ベンハー大好きです)はジェヌビエーブ・ビジョルドと不倫しています。
夫人はあのエヴァ・ガードナー!この頃には怖い顔になっていますが、スターとしての存在感は抜群です。
そして、大地震!!もちろん、街中大パニック!
助かったエヴァを避難所に置いて、恋人のジェヌビエーブを探しに行きます。
彼女も、別ルートで助けられて避難所へ来てました。
さて、その避難所がさらに起きた地震で倒壊、地下に埋まります。
我らがヘストンさんは、もちろん大奮闘して助けに向かいます。
救助に成功!!エヴァの目の前で、恋人と安堵の抱擁。
うーん、それは無いよヘストンさん。
とか思う間も無く、決壊したダムから水が溢れて、すんでのところで、エヴァが濁流に飲まれてしまう。
恋人は、安全な所から手を差し伸べて、ヘストンに上がって来るように促しますが、流石!!我らのヘストンさんは、流される妻、エヴァを助けようと濁流に身を投じます。
一緒に流されてしまうエヴァとヘストン
後には、呆然と悲しみにくれるジェヌビエーブが残るのでした。