「女王エリザベス コルンゴルド第二集」 フィルムスコアCD [音楽]
素晴らしい エーリッヒ・ボルフガング・コルンゴルド のフィルムスコアシリーズの2集です。
第1集が 好評を博したため作られたようですが、より一層、華やかな音楽が集められています。
交響詩のような 音楽だけで語りだすような素晴らしさ! 当時の観客は、映画館でこんなゴージャスな音楽と共に映画を見ていたのですね。
なんという贅沢でしょう。
神童だったコルンゴルドは成人してからも神童のままでした。
CDは 「女王エリザベス」の勇壮な序曲から始まり
「放浪の王子」 作曲家自身のバイオリン協奏曲に流用された明るく美しいテーマが魅力的です。
「風雲児アドバース」 ではマーラーの交響曲のような弦楽器群のうねりが聴けます。
「海の狼」も 交響詩そのもの! この輝かしいオーケストレーションは一体なんでしょうか! ジョン・ウィリアムスは紛れも無い後継者 ですね。
「愛憎の曲」には 見事な本格チェロ協奏曲が!
「砂漠の朝」からもバイオリン協奏曲に流用が見られますね。甘美なメロディーに泣けます。
「人間の絆」 (T_T) サマセット・モームの同名小説の映画化 です。30年代にもベティ・デイビス、レスリー・ハワード版が作られ スタイナーが音楽でした。そちらの映画は名作でしたが、この46年版は駄作だったようです。
音楽の素晴らしさは夢のようですが。
全7トラック 素晴らしい名演です。チャールズ・ゲルハルト本当に素晴らしい。
コメント 0