SSブログ

ジョー・オダネル写真展 [時事]

c0050419_2105967.jpg



先週行った徳島で、偶然開催中の 「ジョー・オダネル写真展」を見ることが出来ました。

第二次世界大戦の時、米軍の従軍カメラマンだったオダネル氏は、原爆投下直後の長崎、広島の写真を撮り、母国アメリカで、原爆の非人間性訴え、母国では非難されてきました。

しかし オダネル氏は、「原爆投下を正当化することは、決して出来ず、誤りは百年経っても誤りだ 」 との姿勢を変えませんでした。

オダネル氏の写真で非常に有名なのが、「焼き場に来た少年」でしょうか。


原爆投下直後の長崎で、幼い弟を荼毘に伏すため、たった一人でやってきて、歯を食いしばって耐える姿

これが戦争の結末だ と見る人を打ちのめす写真です。


他にもオダネル氏は、日本人の秩序を守り、譲り合い、敵国の者に対しても死者に敬意を払う姿勢を写真に撮り、人間として共感を示しています。

壊滅状態の中、配給される一斤のパンに静かに列ぶ人々。


戦災孤児の幼い兄弟が飢えていても 貰ったりんごを分け合って食べる姿。

墜落死した米兵のお墓

全ての解説に同じ人間としての尊敬を表してありました。

偽の見せ掛けだけの砲台の写真には、「このような戦闘力など全く無い国に、原爆投下が米兵の命を救ったなど言えるのだろうか」と。


とても意味深い写真展で、考えさせられましたが、ジョーオダネル氏のようなアメリカ人が居てくれた事が嬉しいです。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。