世界平和記念聖堂とロ短調ミサ曲 [音楽]
8月27日に、広島市中区にある世界平和記念聖堂で行われた合唱団そらによる、「バッハのロ短調ミサ曲」にチェロにて参加しました。
この聖堂は、原爆後の焼け野原に心安らげる祈りの場所を、ということでラサール神父様が奔走して立てられたものです。
母校のエリザベト音大に隣接していて、入学式のミサも行われ、私はカトリックの信者ではないのですが、神妙な気持ちでいたのを思い出します。その後も創立ミサ、クリスマスミサ、卒業ミサなど事あるごとに参加していましたので、自分の家のように感じていました。
ここは、祈りの場所であり、神様(無宗教の私にとっては、創造主にあたります)との対話の場です。ここに座っていると本当に安心し、浄化されるような気がします。
バッハのロ短調ミサ曲は、12曲からなり、そんなに長い曲ではありませんが、変化に富んだ美しい曲です。
聖堂の中は、人の声が大変良く通り、聖歌隊などの歌もとてもきれいに響くのですが、今回の合唱も例外ではなく、いつもとはまた違う雰囲気の荘厳な美しさを放っていました。
また、今年のクリスマスイヴもミサに参加できるといいなと思います。
あの聖堂は、まさにホームグラウンドですよね。
長崎の大浦天主堂も素晴らしいですが、世界平和記念聖堂も立派で荘厳な雰囲気が素晴らしいですね。
学生の頃はミサは半ば強制的に思っていたけれど卒業すると懐かしく帰りたくなるのが不思議ですよね。
by ガルボ・アルト (2005-09-06 02:39)