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踊るホノルル 生誕100年エレノア・パウエル [エレノア・パウエル ELEANOR POWELL]

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タップの女王 エレノア・パウエルは今年、生誕100年を迎えます。

MGMで次々と主演映画をヒットさせた彼女は、1939年、この「踊るホノルル(HONOLULU)」で非常に先進的なフラタップ を見せてくれます。


物語は、ロバート・ヤング演じる人気映画スターが、ファンに追い回されプライベートも、もみくちゃで、うんざりしているところに、自分と瓜二つのハワイの農園主(ヤングの二役)に出会い、入れ代わるところから始まります。


久々に自由を得た映画スターは、ホノルル行きの船に乗りますが、そこには興行のためにホノルルに向かうダンサー(エレノア・パウエル)が居ました。彼女は友人(後に大変有名になる喜劇のグレイシー・アレン)の歌い爪弾くウクレレに合わせて、船上楽しく踊ります。

そんな姿に 映画スターは恋をします。

身分を隠している彼は彼女と仲良くしたいのですが、いざハワイに着くと、農園主の婚約者が迎えに来ていました! ちぐはぐな応対をしながら、なんとか話を合わせる映画スター………


エレノアは、当時の黒人タップダンスのスター、ビル(ボージャングルス)ロビンソン の得意とする階段を使うタップを、黒塗りの顔でそっくりに披露しています。「スワニー河」をバックに見事なステップです。


そして クライマックスは、裸足で踊るフラダンスからの フラタップ! 横綱の土俵入りのようで、優雅で、躍動的でセクシー。 素晴らしいダンスです。


この映画には、前述のグレイシー・アレンと実生活でも夫婦だったコメディーの大スター ジョージ・バーンズ も共演していて、現役のまま長寿を誇ったバーンズ(1996年に100歳で没)の若き姿が見られます。
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Motom Tomoyuki

例によって、日本でDVDを売っていません。
アメリカから取り寄せて観ました。

グレーシー・アレンがウクレレを弾きながら歌う曲は、ハリー・ウォーレンの作曲だそうで、なかなかノリが良いメロディです。
エレノア・パウエルの縄跳びを使ったダンスも良いです。

ビル・ボージャングル・ロビンソンの階段芸を真似したナンバーも、見事でした。
しかし、この黒塗りのメークは今だと変に問題になりそう。

クライマックスのフラタップは、凄いですね。
『ザッツ・ダンシング』に収録されたナンバーですが、『ザッツ・ダンシング』
も今は輸入盤しか入手できません。
残念なことです。
by Motom Tomoyuki (2014-01-13 21:57) 

ガルボ・スノー

コメントありがとうございます。

グレーシーアレンの歌、ハリーウォーレンですか。
良い歌ですね。

私も、ボージャングルスロビンソンのナンバー、大好きです。
確かに、今なら物議かも知れませんね。
アルジョルスンのスワニーなんかも。

フラタップは圧巻ですし、セクシーですよね。
エレノアにしては珍しく。(^∇^)

ザッツダンシング! LDをニューヨークで買いました。
素晴らしいダンス集映画なので、国内盤が欲しいですね。

by ガルボ・スノー (2014-01-21 14:06) 

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