映画 『無法松の一生』1943年 大映 を観ました [映画]
先日、映像文化ライブラリーで上映された『無法松の一生』を観ました。
戦前(戦中?)の邦画の中でも名画と呼ばれているものですが、やっと見ることが出来ました。
さすがに70年前の作品。画面がぼやけて、スクリーンを目をこらして(@@)見てもピントが合いません。 私の目も、最近ピントが合わないので、そのためかと思いましたが、実際にぼやけていたようです。
しかし、数分と経たない内に、ぼやけた画面など気にならないほどに、引き込まれました。
「これが娯楽映画だ!」です。
阪東妻三郎の声!表情!闊達な動き! 成る程これが阪妻さんか。と納得しました。
車屋さん(人力車夫)の松五郎は、沢山の武勇伝を持つ喧嘩っ早い男ですが、非常に心優しく、義侠心を持っています。
ある日 機嫌良く鼻唄まじりに車をひいていると、竹馬遊びの少年達が。
笑顔で通り過ぎると、けたたましい泣き声です。 何事かと引き返し、怪我をした少年を助けて家に送り届けます。
そこが、彼の半生を捧げる事になる吉岡大尉一家でした。
松五郎は、後に未亡人になってしまう吉岡夫人(園井恵子)と少年に、無償の愛を示します。
その一部始終が、温かく、魅力的でした。
この映画は、どうしても原爆に散った「桜隊」の園井恵子さんに対する先入観で見てしまうのですが、それを忘れるほどの素晴らしい娯楽映画に仕上がっています。
「吉岡夫人を演じるために生まれた」と言わしめた 園井恵子さんの清楚な美しさ、存在感は見事でした。
広島の爆心地730メートルの至近距離で被爆しながら、無傷で助かり、神戸まで逃げ延びる事が出来たのに、急性放射能障害で33歳の若さで亡くなられた事が、残念でなりません。
戦前(戦中?)の邦画の中でも名画と呼ばれているものですが、やっと見ることが出来ました。
さすがに70年前の作品。画面がぼやけて、スクリーンを目をこらして(@@)見てもピントが合いません。 私の目も、最近ピントが合わないので、そのためかと思いましたが、実際にぼやけていたようです。
しかし、数分と経たない内に、ぼやけた画面など気にならないほどに、引き込まれました。
「これが娯楽映画だ!」です。
阪東妻三郎の声!表情!闊達な動き! 成る程これが阪妻さんか。と納得しました。
車屋さん(人力車夫)の松五郎は、沢山の武勇伝を持つ喧嘩っ早い男ですが、非常に心優しく、義侠心を持っています。
ある日 機嫌良く鼻唄まじりに車をひいていると、竹馬遊びの少年達が。
笑顔で通り過ぎると、けたたましい泣き声です。 何事かと引き返し、怪我をした少年を助けて家に送り届けます。
そこが、彼の半生を捧げる事になる吉岡大尉一家でした。
松五郎は、後に未亡人になってしまう吉岡夫人(園井恵子)と少年に、無償の愛を示します。
その一部始終が、温かく、魅力的でした。
この映画は、どうしても原爆に散った「桜隊」の園井恵子さんに対する先入観で見てしまうのですが、それを忘れるほどの素晴らしい娯楽映画に仕上がっています。
「吉岡夫人を演じるために生まれた」と言わしめた 園井恵子さんの清楚な美しさ、存在感は見事でした。
広島の爆心地730メートルの至近距離で被爆しながら、無傷で助かり、神戸まで逃げ延びる事が出来たのに、急性放射能障害で33歳の若さで亡くなられた事が、残念でなりません。
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