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映画感想 「ディープ・インパクト」 [映画]

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1998年の映画「ディープ・インパクト」
これはとても見応えのある映画です。
疫病で危機に陥っている今の現状に、理由は違えど共感度が増します。

少年が発見した新しい彗星が、地球に激突する軌道に乗っていた!!!

かつて、恐竜を絶滅させた大きな衝突になり、このままでは人類も絶滅する!!

と、そこでアメリカとロシアが主導的立場で、これを回避すべく『核弾頭』を打ち込むための宇宙船を発進。

しかし、作戦は成功せず彗星が2つに割れただけだった。いよいよ地球を、人類を、生命体を救う手立ては無い!!

そこで、ノアの箱船よろしく、限られた者だけをシェルターに避難させる。

米国大統領のモーガン・フリーマンは極めて冷静で人格者の模様。
死を待つだけの人々に「慌てないで、買い占めないで、買いだめもしないで、その為の価格の高騰も許さない。普通に生活を続けて下さい。私は神を信じている。」的な演説を行い、人々もまた、決して荒ぶる事なく家族を思いやり、友人を思いやり、最後まで生きる望みを捨てない。

本当に立派な人々です。

あと数時間で、彗星が激突するというその時!!例の核弾頭を積んだシャトルから連絡が入ります。
「我々が核弾頭もろとも彗星に突っ込み、大気圏に入る前に消滅させる」と。
この自己犠牲により、割れた彗星の小さい方は、海へ激突して大津波を起こしますが、大きい方は、消滅します。

かくして、甚大な被害を受けながらも人類と地球の生命体は絶滅を免れたのでした。ここでの『核』は人類を救う救世主として描かれています。

本当に、その様に正しくのみ使われたらどんなに良いか。
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映画感想 「何がジェーンに起こったか」 [映画]

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うーむ。例年ならばこの時期、弟が帰省して来て、家族で墓参とドライブ
1年で1番気候の良い時期。気分爽快!

のはずですが。元来引きこもりの自分なので、平気だと思っていましたが、なかなか。無気力に拍車がかかり、どうもいけませんな。

こんな時はサイコホラーでも。
「何がジェーンに起こったか」1962年
ベティ・デイビスとジョーン・クロフォードの火花散らす演技合戦!!

という触れ込みですが、あまりに真に迫り過ぎて「本当に演技かいな?」と恐ろしくなります。

ヴォードビルの少女スターだったベビー・ジェーン・ハドソン(ベティデイビス)
ベビー・ジェーン人形も売られるほどの人気者(テンプルちゃん人形の様な?)
ステージパパに仕込まれて、一家を養っています。
姉のブランチ(ジョーンクロフォード)は、黒髪の地味な少女で、父親からは目にかけて貰えず。

そんな2人が映画の時代に立場が逆転して、姉はスター女優、妹はアル中に。
事故の為、姉ブランチは下半身不随になり、老齢化した現在は2人で暮らしています。

どんどん精神を病んで行くベビー・ジェーンの姉への虐待もエスカレート。

その様な日常をモノクロ映像と、不気味なメイクで描きます。
他にも重要な役割の母と息子が出て来ますが、これまた変。
まともな登場人物は、噂好きな隣人と、ハドソン家のお手伝いさんのみ。

事の結末は?

この映画は、ジョーンクロフォードが、ベティデイビスと共演できる題材を探していて、それにピッタリといことで出来た企画だそうです。
共に30年代から片やMGM、片やワーナーブラザースのスター女優として、活躍していたものの、寄る年波(50代ですが)で低迷していました。

グロテスク極まりないメイクを自ら施し、美しさのかけらも無い役に徹するベティデイビスの素晴らしさ。
最初から最後まで、飽きるシーンなどありません。
面白いです。
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映画感想 「痴人の愛」1934年 [映画]

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「痴人の愛 of human bondage」1934年

サマセット・モーム原作の「人間の絆」です。
これは、まだ読んだ事がないのですが、映画は一部分を切り取って描かれているそうです。

恋心や劣等感などによって、自分で自分を縛り付け、狭い枠の中でもがき続ける。 というようなお話でしょうか。

主人公は足の不自由な苦学生のレスリー・ハワード。
「風と共に去りぬ」のアシュレーを演じたのが1939年ですから、その四年前ですね。
既に40代の半ばのはずですが、ほっそりとして、繊細な儚さが学生にしか見えず、驚かされます。

その彼が、恋をして酷い仕打ちを受けても束縛から逃れられない。稀代の嫌らしい女を演じたのが、ベティ・デイビス

一度見たら忘れられない印象的な大きな瞳、まだこの頃は大女優にはなっておらず、どうやって頭角を表すか思索の時期でした。
どの女優も嫌がって引き受けなかったこの役を買って出たそうです。

音楽は、マックス・スタイナー。劇伴音楽が過剰に溢れている印象なのですが、随所にスタイナーらしい美しい旋律があります。
足の不自由な主人公の歩くシーンに必ず付けられる重苦しい伴奏は、後に似た形で良く使われていたように思います。

後に同じ題材で三度映画化されていますが、ベティデイビスには敵わないのではないでしょうか?
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映画感想 「情婦」ビリー・ワイルダー監督1957年 [映画]

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マレーネ・ディートリッヒの「情婦」
1957年公開のビリー・ワイルダー監督作品です。
原作はアガサ・クリスティの「検察側の証人」
殺人事件の弁護を引き受けた頑固で老獪な弁護士の裁判もので、もう、面白い面白い!!!
マレーネ・ディートリッヒは生年がいくつか説があるのですが、1904年説を取りましょう。とするとこの映画は53歳前後という事になりますね。
彼女は、脚線美が自慢で脚に百万ドルの保険を掛けていたと言われています。
実際、この映画でも見事な脚線美を披露しています。
ハリウッドに来たばかりの若い頃の美しさは、光と影の力を借りて神がかり的なのですが、50年代の彼女も殆ど印象が変わりません。
おそらく、体型保持のプロ意識のなせる技でしょう。美しいです。
この人は、女優というよりはスターなんですね。何を演じてもマレーネ・ディートリッヒなんです。これはどうしようもない。グレタ・ガルボも似たような感じで、何をやってもガルボなんです。
でも、この映画では二役を演じていて、後半で出てくる役柄は、観客によっては他人が演じているのかと思った!と言わせるほどの変身ぶりなので、やはり女優さんなのかなとも思いますが。
「検察側の証人」という事は容疑者の敵になりますよね。このマレーネの役は、容疑者の妻でありながら、検察側の証人なんです。
ミステリーなので、ごちゃごちゃ書きません。
容疑者はタイロン・パワー
老獪な弁護士はチャールズ・ロートン
弁護士の世話役の看護婦にあの!フランケンシュタインの花嫁のエルザ・ランチェスター
これも、何度みても面白いです。

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映画感想 「イヴの総て」 [映画]

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演劇界の内幕を描いた名作「イヴの総て」これは本当に面白い!!!
最初は熱烈なスター女優のファンとして熱い視線を送りながら、そのスター女優に仕え、そのうち野心をたぎらせて、そのスター女優に取って代わるイヴ。
その一部始終を見て来た演劇界の人々の人間模様。
脚本、監督はジョゼフ・L・マンキーウィツ 有り余る才能を持ちながら、「クレオパトラ」の興行上の大失敗など、この人の人生も面白いのですが、映画史上最高の脚本 とまで言われ、脚本家と喧嘩する事で有名なベティ・デイビスにさえ、「完璧過ぎて、文句のつけようもない」と言わせたほど。
起承転結も面白くて、何度でも観たくなる映画の1つです。
音楽は、アルフレッド・ニューマン 躍動感溢れるテーマ曲が素晴らしい。
無名時代のマリリン・モンローが出演している事で有名ですが、端役にもかかわらず素晴らしい存在感!!
私の大好きな側役のジョージ・サンダースが非常に重要な役でアカデミー助演男優賞を受賞しました。含みのある表情がカッコいいなー。
もちろん、イヴ役のアン・バクスターがスターになりました。

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映画感想 「ポセイドンアドベンチャー」 [映画]

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「タワーリング・インフェルノ」に先駆けてプロデューサー、アーウィン・アレンが剛力を見せた映画です。
1972年の「ポセイドン・アドベンチャー」そういえば、これも、タワーリング・インフェルノも大地震も音楽はジョン・ウィリアムスなんだよなー。
どれも、地の底この映画では海の底から湧き出すような地鳴りのする音楽。
ズムズムとカッコいいです。
海底地震により発生した巨大な津波を受けて転覆したポセイドン号。
正に天地がひっくり返った客船から、如何に海面に出るか!生き延びるか?
というお話です。
新年のカウントダウンをして、お祝いをしていたら転覆!!!
パーティ中で、乗船客はドレスアップしているので、逃げ出すのに不利な服装です。
全てがひっくり返った世界で、モメながらも生き延びる為に極限状態を味わいながら次々に死んでいく仲間を尻目に、最後まで諦めることなく生命への執着を貫く。
艱難辛苦を乗り越えてやっと船底にまで上り詰め、救われた時の感激は素晴らしいです。
これも、オールスターキャストで楽しめます。

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映画感想 「大地震」 [映画]

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大地震の映画は、古くは1930年代にかのクラーク・ゲーブルとジャネット・マクドナルド、スペンサー・トレイシーなどが主演した「サンフランシスコ」というのもありました。 ジャネットの歌う「サンフランシスコ」は大ヒットしました。その当時の映画としては、迫力満点の特撮でしたが、
この1974年の「大地震」(だいじしん と読みます。)は、音響も凄いが、シートが振動して、あたかも地震の渦中にいるような体感が味わえたとか?
もちろん、体感シートを備えた劇場によりけりだったのでしょうが。
こうしてDVDで観る場合、それが味わえないのが残念です。やはり映画は映画館で!
「大空港」もそうなのですが、この手のパニック映画は不倫から始まるケースがある。
物語の盛り上がり、観客の倫理観や正義感を満足させてめでたしめでたしにする為に必要な設定なのかなとも思いました。
主人公のチャールトン・ヘストン(MR.ベンハー[目がハート]大好きです)はジェヌビエーブ・ビジョルドと不倫しています。
夫人はあのエヴァ・ガードナー!この頃には怖い顔になっていますが、スターとしての存在感は抜群です。
そして、大地震!!もちろん、街中大パニック!
助かったエヴァを避難所に置いて、恋人のジェヌビエーブを探しに行きます。
彼女も、別ルートで助けられて避難所へ来てました。
さて、その避難所がさらに起きた地震で倒壊、地下に埋まります。
我らがヘストンさんは、もちろん大奮闘して助けに向かいます。
救助に成功!!エヴァの目の前で、恋人と安堵の抱擁。
うーん、それは無いよヘストンさん。
とか思う間も無く、決壊したダムから水が溢れて、すんでのところで、エヴァが濁流に飲まれてしまう。
恋人は、安全な所から手を差し伸べて、ヘストンに上がって来るように促しますが、流石!!我らのヘストンさんは、流される妻、エヴァを助けようと濁流に身を投じます。
一緒に流されてしまうエヴァとヘストン
後には、呆然と悲しみにくれるジェヌビエーブが残るのでした。

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映画感想 「エアポート77」 [映画]

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人間なんてどんな状況下でも、基本行動は大して変わらないのかもしれません。
私に限りの事かもしれませんが。
引きこもりに拍車がかかり、夜は3時までアレンジしたりゴソゴソ。
そこから、映画が観たくなり朝の6時くらいまで見て、睡眠。
そんな生活が定着か?
「大空港」に始まったエアポートシリーズ第3弾「エアポート'77」
これまた、凄いゴージャスなオールスターキャストです。
ヒーローの機長にジャック・レモン(マッチョな役は似合わない?)
和を乱し、ネガティブな嫌われ役に当時最も美しい頃と思われるリー・グラント
乗客では無いものの、飛行機と積み荷の美術品のオーナーで、とても重要な役にジェームズ・スチュアート
飛行機をこよなく愛する後方支援ヒーローのジョージ・ケネディ 
加えて、クリストファー・リー(ヒーロー的行為の最中の犠牲者)
ジョゼフ・コットン(役不足この上ない!美しいけど。)
オリビア・デ・ハヴィランド(前作のマーナロイ、全前作のヘレンヘイズほどの役柄をあてがわんかい!)
などなど、人間模様の描き方がちと物足りません。
が、バミューダ海域に不時着の上、海底に沈んだ飛行機を引き上げるという、凄い設定!!!!
なかなか面白いですよ。

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映画感想 「大空港」 [映画]

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1970年公開  「大空港」後にエアポートシリーズとして航空パニック映画を牽引しました。
どれも面白いけど、この一作目が1番好きかな。
これもオールスターキャストで、どのスターも魅力的[目がハート]
様々な人間ドラマを軸に、大雪の飛行場を舞台にした手に汗握るスリル。
ボーイングの飛行機がいかに優秀で、アメリカの航空メカニックがいかに頼もしく信頼出来るか。という宣伝にも大いに貢献?!
密航者の憎めないおばあちゃんを演じたヘレン・ヘイズがとても印象に残ります。
この映画が遺作になってしまったヴァン・ヘフリンも悲しい爆弾男を演じていて素晴らしい。

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映画感想 タワーリング・インフェルノ [映画]

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「引きこもって居るから映画三昧  」とは言えないほど普段から遊んでばかりですが、このような時は、パニック映画三昧になります。もしかして同質の原理というやつでしょうか?
「タワーリングインフェルノ  」オールスターキャストで、高層ビルの竣工式の日に起きた火災の為、人間の本性が出るわ出るわのパニック映画。
ハリウッドの大娯楽映画ですので、ヒーローはあくまでもカッコよく、アンチヒーローはあくまでも情けない最期を遂げます。
納得行かないのが、人助けに奔走したヒロインが非業の死を遂げてしまう事。
オールスターキャストは、本当に嬉しい。往年のスターがジャンジャン登場します。皆、お年を召されていますが「それがどうした!」一度でも大衆の人気を得たスターの魅力というのは決して色褪せません。[ほっとした顔][ぴかぴか(新しい)]

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