SSブログ

奥様は魔女 [映画]

少し前になりますが、映画「奥様は魔女」を見ました。
この映画は、あの有名なテレビシリーズをリメイクする という話を劇中劇のように展開させていて、さらに主演女優に選ばれた人間(?)があろうことか本物の魔女だった。というお話です。
アイデアも面白いし、キャストも魅力的なのですが、どうも話の要点がわかりずらく、消化不良のような終わり方で駄作とはいいませんが、凡作です。
ニコール・キッドマンは素晴らしいし、エンドラのシャーリー・マクレーンなどたいそうな存在感ですが、扱い方も中途半端でもったいないですね。

さて、悪口はさておき、この有名なテレビシリーズには、原案となった映画があるのをご存知でしょうか?
まだ、モノクロ全盛時代1942年の映画で、ヴェロニカ・レイクというプラチナブロンドの女優が、サマンサ(役名は違いますが)でした。
少々ゴシックな怪奇的なオープニングで、中世の魔女裁判にかけられたヴェロニカとその父親が火あぶりの刑に処せられて、焼かれて死ぬのですが、もちろん魔女の一族ですので煙となっても魂は生きています。
その、裁判にかけられるきっかけとなった一族の男に、のろいをかけ、(確か女難だか、結婚における難の呪いです)数百年の後までたたるであろう!などと断末魔に叫びます。

それから数百年たったある日。ヴェロニカと父親は、火事の現場にて復活をとげますが、一糸まとわぬ姿で登場します!
女優ヴェロニカ・レイクはハーフカーテンと呼ばれたストレートなロングヘアで顔はいつも半分隠れているような謎めいた人でした。プラチナブロンドも甘い声も美しく、たいそうセクシーなスターでした。
その彼女が全裸で登場するのですから!

そして、その火事場での遭難者(に化けている)を助けるのが、我らがダーリンです。(これも役名は違いますが)
そこから、すったもんだの騒動があり、二人は結婚し、末代まで苦労するというお話でした。

そこからヒントを得て、あの超有名なテレビシリーズが生まれたということです。

ヴェロニカ・レイクは若くして亡くなりましたが、本当に神秘的な魅力に溢れた人でした。
ダーリンにあたる相手方の男はフレドリック・マーチで、彼も端整な横顔の素晴らしい俳優です。


nice!(1)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 6

ガルボ・アルト

ひえぇ・・・・結婚して幸せになるのかと思ったら、やはり苦労するんかいっ!?

しかし1942年の映画とは!!

それを知ってるスノーさんもスノーさんですが・・・

本当にスノーさんは映画に詳しいね。

それを有益に使える場が出来たことだし、今からしっかりいろんなお話を伝授してもらいましょうかねヽ(*^^*)ノ
by ガルボ・アルト (2005-10-15 02:32) 

くるみ

一体、スノー様は何歳なの?って言いたくなるほど、物知りですね。なんだか、知らない事ばかりで、凄く勉強になります。

昔の外国映画俳優では、ジョン・ウエインに愛を注いでおります。彼の肖像画のパネルを持っていて(小さいですが・・・)毎日熱い視線を送られています。
西部劇やアガサの推理物が大好きですが、なかなか映画を観る暇も無くて。

いつかビデオを借りて、思いっきり映画三昧したいですわ。
西部劇の主題曲を集めたCDを買って、トラックでガンガンかけては鞭をふるっています(笑)
by くるみ (2005-10-15 09:03) 

ガルボ・スノー

アルトさん
それは、呪いをかけられているのですから仕方ありません。でも火あぶりの対価としての呪いが、不幸(?)な結婚だなんて、魔女の呪いも可愛いものではありませんか。
by ガルボ・スノー (2005-10-15 13:27) 

ガルボ・スノー

くるみさん
私の年齢は昔から不詳ですね。ごく幼い頃から老人のようでもあり、いまだに幼児のようでもあり・・・・・
西部劇の主題歌CDをトラックでガンガン!素敵ですねえ。私なんぞ子供の頃長いすを幌馬車に見立てて、「自分は大西部を旅するガンマンだぞ。」などとごっこ遊びをしていましたから。自転車に乗れば「行け!愛馬ラオ!」とムチをふるい、想像の世界にどっぷりつかっていました。

ちなみに、中学生のころ深夜放送に夢中になり、長距離トラックの運転手に憧れていました。ネオンギラギラのかっこいいトラックで、一人深夜を走る。実際には大変なのでしょうが、憬れました。
by ガルボ・スノー (2005-10-15 13:34) 

くるみ

うーん・・・、昔はトラック業界も高収入職業の代表のひとつだったけど、今は見る影も無くなりましたね。ギンギンギラギラ・・・・。

白ナンバーと言って、個人でトラックを持って市場仕事とか自由に出来た頃は、トラックを飾る事に命をかける人が多かったけど、今は白ナンバーで拾い仕事をするのは禁止されてしまったので、なかなかぎらぎらトラックは見れなくなりましたね。
今は、営業プレートといって、緑のナンバープレートでしか仕事が出来ないですから、会社の決まりに縛られるばかりで。
少しでも、飾ろうなら、会社のイメージに係わるからって叱られて社長に没収されるか、クビになるか・・・ですね。

自分の決まったトラックにも乗れない会社が増えて来てる昨今、どーせ自分のじゃないし・・・というて掃除も洗車もしない運転手も増えて来ました。

経営不振で、潰れる運送会社も多いので、昔の栄光は何処へやら・・・ですよ。
時々、目を奪われる程、飾ったトラックやトレーラーを見ますが、思わず『嗚呼・・、給料全部つぎ込んでるんやろなぁ・・・』と虚しくなりますよ。
綺麗なんだけど、必死って感じで・・・・(^_^;)

昔のトラック業界は、もう二度と戻らないでしょうね。
今、トラックもオートマの世界になって来てるので、素人の世界になってしまったな・・・と少し寂しいです。
by くるみ (2005-10-16 20:20) 

ガルボ・アルト

なるほど・・・・やはり内部の人しか分からない業界事情ってあるんだね

トラックの運転も大変だね。みんな隣の芝生は青くみえるけど、なかなかそう美味しい業界もないってことかぁ・・・

厳しいなぁ・・・ε- (´ー`*) フ~
by ガルボ・アルト (2005-10-16 23:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。