アイ ドゥード イットI Dood It (1943)生誕百年エレノア・パウエル [エレノア・パウエル ELEANOR POWELL]
タップの女王 エレノア・パウエル は今年(2012年)生誕百年で、没後30年になります。
この I Dood It (1943)はMGMでの最後の主演映画になりました。(2本のカメオと他社での1本があります)
エレノアはあの俳優グレン・フォードと結婚しました。
この映画もレッド・スケルトン共演です。ジミー・ドーシー楽団、リナ・ホーン、ヘイゼル・スコットも見事な音楽を聴かせてくれます。
クリーニング業のスケルトンがスターダンサーのエレノアに恋をするお話です。
エレノアの新ナンバーは「さよなら、サラジェーン(?)」投げ縄を使った超絶技巧です。見事なリズムで投げ縄を成功させながら、踊りますが本当に素晴らしい!
ラストには「踊るアメリカ艦隊」のフィナーレを流用しますが、エレノアのナンバーはこれだけ。 随分寂しく感じますが、体調を崩していたとも言われていますね。
でも 初期の愛らしい、あどけなさは消えて女性らしい色気が見えます。31歳の美しい盛りでした。
エレノア・パウエル永遠なれ。
例によって、アメリカからDVDを取り寄せて昨日観ました。
エレノア・パウエルの”まともな”ダンスナンバーは「So Long Sarah Jane」だけで、後は『踊るホノルル』と『踊るアメリカ艦隊』からの使い回しになりますね。
エレノア・パウエルのMGM最後の主演映画でMGMとの契約はこの1943年に解消したとのことですが、ジーン・ケリーのMGM契約が1943年(1942年かな?)、フレッド・アステアのMGM専属契約が1944年であることを思うと、もう少し残ってもらって、彼らとの共演映画を撮ってほしかったものです。
特に、ジーン・ケリーとは『Broadway Melody 1943』で共演という企画が具体的にあっただけに実現せず残念です。
by Motom Tomoyuki (2014-02-09 13:30)
motom tomoyuki 様
コメントありがとうございますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
本当に、エレノアには、ジーンケリーとの共演を実現させて欲しかったですね。
何しろ同じ、1912年生まれ。アクロバティックなダンスもタップも素晴らしい二人ですから。今となっては、見果てぬ夢です。
でも、フレッドアステアとの踊るニュウヨーク が有るだけでも喜びにしなくてはいけませんね。
伝説のビギンザビギンを残してくれただけでも。
実は、アンミラーとも共演して欲しかったな。
by ガルボ・スノー (2014-03-03 23:46)